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糖尿病になっているときにカンジダだとわかったらどんな問題が起こるのか

2020年03月17日
病原体

糖尿病にかかっている人は、血糖値管理がきちんとできていてもさまざまな合併症に気を付ける必要があります。糖尿病の主訴である血糖値が高くなる症状があると、白血球や免疫細胞などの能力が低下し、体内の殺菌能力が低下していきます。この状態が続くことによってカンジダのような常在菌が体に悪さをすることもあるのです。また、合併症として神経障害や末梢血管が阻害されることで起こる血流障害を持っている人は、壊死しやすい環境にもあり、常在菌でも命取りとなってしまうことがあるようです。

糖尿病患者でも、若い世代の人は抵抗力などもある程度持ち合わせているため、カンジダなどにかかりにくいのですが、中高年の人や高齢者はリスクを持っていることを認識しながら生活をする必要があります。

中には、腎不全の症状で人工透析を受けている人もいます。シャントの消毒などが不完全であればそこから感染症にかかることあるようです。治療内容によって免疫を抑制することもあるため、さらにカンジダなどの感染リスクが高まることが指摘されています。

糖尿病患者は乾燥肌になりやすく、肌のかゆみが強くなる場合があります。かゆみが強い部分からカンジダなどの常在菌が繁殖しやすくなるため、肌の保湿などを丁寧に続ける必要があります。特に、インスリンの自己注射を行っている人は、その部位から感染症が起こる可能性も否めません。

一度カンジダにかかってしまうと、糖尿病患者の場合は、治りにくく再発しやすい状態になります。複数の投薬をしながらの治療になるため、皮膚病の治療薬が効きにくくなっていることも考えられます。

特に足先や陰部にできたカンジダに気づかずに時間が経過してしまうと、糖尿病性壊疽(えそ)の原因にもつながります。皮膚病の段階で治療できれば良いのですが、高齢者などの場合、血中にカンジダ菌が回ってしまう侵襲性カンジダ症に発展してしまう可能性もあるため、注意深く観察する必要があります。

感染症の悪化は壊疽などのきっかけにつながることもあります。これは若い世代でも同様です。血糖チェックを厳格に行うことはもちろん、フットケアを丁寧に行うことが求められます。また定期的に通院し、皮膚の状態なども見てもらうことが大切です。また、体を清潔に保つことはもちろん、汗をかいた衣服は都度着替えるというように体への配慮も必要です。特に靴下は常に清潔なものを履き、足に傷ができないように気を付けることも大切です。