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真菌による病気であるカンジダの症状が出てしまう原因を知っておこう

2020年02月15日
心配している女性

カンジダ菌は真菌(カビ)の一種です。カビといっても常在菌の一つで、人間の肌に触れている状態で存在しています。何らかの要因で人体で異常繁殖してしまうとかゆみや発疹、痛みが生じることがあります。この症状をカンジダ皮膚炎と呼んでいます。口の中にできれば、鵞口瘡(がこうそう)と呼ばれ、女性の陰部にできれば、カンジダ膣炎などと言われます。特に女性の陰部は粘膜でおおわれており、適度な体温と湿度が保たれるうえ、外気に触れにくい場所にあるため一度症状が出ると治りにくく再発しやすいということで知られています。

真菌の一種であるカンジダが発症する原因としては多岐にわたります。健康な人の場合、一般的には高熱や体調不良で体の免疫力が落ちた時にかかりやすくなります。ただし、高熱を出したからすべての人がカンジダにかかるものではなく、その時の環境にも左右されることがあります。
体の冷えや睡眠不足といったこともきっかけの一つとなります。プールや公衆浴場などは体の冷えを招きやすい場所でもあります。また、湿度が高い不衛生な環境ともいえるため、体調によって感染する可能性は否めません。

また、免疫力が完全ではない小児や高齢者、産前産後の母体などもハイリスク群であるとされています。乳児の場合は、おむつをこまめに交換しないと真菌が原因の皮膚炎に発展しやすくなります。乳児のお尻まわりに皮膚の赤みと白い粘膜が出ているような場合は、早めに医師に相談をしましょう。また子供は鵞口瘡にかかることも見られます。食事に好き嫌いがあり、偏食傾向にあるという子供は注意が必要です。

抗生物質や免疫抑制系の医薬品を服用している人などは、一時的にカンジダに打ち勝つための免疫が作られていない場合があります。治療中や治療後にカンジダに感染することもまれにみられます。

このほか寝たきりのひと、入浴や着替えを拒む不衛生な状態の人にもカンジダの症状が出やすいようです。特に高齢者がこれらにあたります。感染だけで死に至ることはまれですが、症状が進行すると、血液の中まで真菌が回ってしまうこともあり、治療が難航することも考えられるため、皮膚に症状が現れた時点で早期治療を行うことが最も大切になります。

カンジダは性感染症の一つと言われたこともありますが、実は性感染症ではありません。このように原因を知っておくことで感染者への配慮もしやすくなりますし、再発を抑止するための生活環境を整えることも可能になることでしょう。