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妊娠中にカンジダが発覚してしまったときにはどのような対応をしたら良い?

2020年03月02日
女性を診ている医者

妊娠中はさまざまなマイナートラブルに見舞われます。体がむくむ、血圧が高くなるというように腎臓に負担がかかっている状態や便秘など、ここでは書ききれないほどのトラブルが見られます。その中でも、カンジダ感染症は妊娠中のマイナートラブルの中でも起こりやすい症状といわれるほど、かかりやすいとされています。過去にり患の経験がある人は、再発しやすい症状です。

妊娠中の母体には女性ホルモンのエストロゲンが増え、腟内でカンジダ菌が増えやすくなります。また、母体に宿る胎児を異物と認識して排除しないようにするため、母体では免疫の働きが抑制されます。このような理由から、カンジダ菌が増殖しやすくなり、皮膚症状を発症しやすくなるのです。
このように、妊婦がカンジダにかかった場合、ホルモンバランスの関係であることが大きな理由であり、異常ではありません。自身を執拗に攻める人も見られますが健康な妊婦でも起こりうる症例ですので、不安に思うことはありません。

もし、感染したまま出産に至る場合、産道感染の可能性があります。赤ちゃんは抵抗力がゼロの状態ですので、皮膚炎だけではなく結膜炎や肺炎というような症状が出てしまう可能性もあります。妊婦がカンジダに感染していることがわかったら、その時点で治療を行います。治療法は抗真菌薬の塗り薬を使うほか、膣座薬と言われる薬を使います。この治療では、胎児に影響が出ないので安心してください。この治療は1週間ほど続けます。産科外来で治療できることがほとんどです。

抵抗力の低下は、ホルモンバランスの変化のみならず、体の疲れなども影響してきます。妊娠すると、つわりで思うように食事がとれなくなったり、体のむくみで体が冷えやすい状態に傾きます。眠れないというような症状も重なるため、カンジダ皮膚炎ができやすい体へさらに拍車がかかってしまいます。医師から、カンジダに感染していると診断されたときには、自分の体の疲れも併せてみていきましょう。規則正しい生活ができているか、食事はできているか振り返ってみることも大切です。

体を温めて、十分な休息をとることを心掛けましょう。また、できる限り食事を積極的に摂ることも意識することが大切です。食事が難しい場合は、温めたお茶をゆっくり飲むだけでも違います。普段からトイレを我慢しないことや、お風呂に浸かってじっくり体を温めることは、将来カンジダにかからないための対策も取り入れていきましょう。