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エイズの人が知っておきたいカンジダに感染したときの初期症状とは

2020年04月24日

エイズとは後天性免疫不全症候群という病気です。性感染症の一つではありますが、体の免疫力が失われ、死に至る病気とされています。このところでは医薬の発達に伴い、死に直結する病気ではなくなりました。適切な治療によって、一般的な生活を送り続けることも可能です。HIVキャリアの人の中には、エイズを発症していて治療を続けている人だけではなく、無症候性キャリアと呼ばれる人がいます。こういった人がカンジダに感染したときは、注意が必要です。

カンジダは常在菌で健康な人の肌に付着しても感染症の症状が出ることはありません。ただし、免疫力が弱まった人は皮膚炎の症状が出る場合があります。特にエイズを発症していないキャリアの場合、カンジダの罹患はエイズの発症を意味する場合があります。皮膚炎だけではなく、真菌群が原因となる呼吸器疾患や食道炎を引き起こすことがあるのです。中には侵襲性カンジダ症といわれる血液中に真菌が回ってしまう症状にかかる人も見られるでしょう。これらの症状が認められた場合には、エイズ発症の診断が下されます。

カンジダ感染の初期症状とは微熱や発熱が続く、咳が止まらない、のどの痛みが続くといったことが考えられます。食道に感染し、炎症を起こしていることもあるため、食べ物を飲み込んだ時に吐き気を催すということもあるでしょう。
皮膚炎のみという軽い症状でも、時間をかけずに症状が進行するのがエイズの発症ともいえます。治療をしても治らない場合や場所を変えて再発するという場合は、侵襲性を疑うことも視野にはいります。

この初期症状に気づくことで治療方針を変えることができますが、食道や肺に症状が出ている場合は初期症状ということはできません。所見は初期だとしても医師によっては発症の診断を下す場合もありますので、所見や見解を聞きながら今後の治療を検討するようにしましょう。

先述の通り、カンジダの症状に気づいたときはすでにエイズが発症しているとみてよいでしょう。こういったことから、皮膚症状や体の症状を認めるまで放置するのではなく、微熱が続くなど体調不良を実感した時点で医師に相談をすることが本当の意味での初期症状だといえます。厳しい見解かもしれませんが、進行性の病気ですので、自分の体調には常に敏感になることと、医師に相談できるようにメモや日記に記しておくなどの情報収集も必要です。少しでも長く日常生活を保つには、感染症にかからないよう気を付けることも大切です。